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【ウクライナ支援について】

2022年03月18日

ウクライナ支援について

 2022年2月24日から始まったロシア軍によるウクライナ侵攻は、世界大戦の悪夢を想起させる事態となっています。停戦協議は何度か開催されていますが3月17日現在、折り合いがつかないままです。死傷者も出ていますし、戦火を逃れ避難する人々、ウクライナを守ろうと戦っている方々の姿は、テレビや新聞などの報道に加え、一般市民からのSNS(social media) への動画付き投稿で世界に拡散され、心を痛めざるをえません。

 とりわけ、国際交流による相互理解を目指して活動してきた国際交流協会にとっては、このような状況にあって何をするべきか、何ができるかが問われる事態となっています。

 そこで皆様には、二つのお願いがあります。

 一つは、「何が起きているのか」「それはなぜなのか」を歴史・社会文化・地政学・国際関係など多面的な視点から理解していただくことです。ロシアとウクライナは、キエフ公国、ロシア帝国、ソ連の時代から兄弟のような関係にあり、ウクライナにはロシア語話者が多く暮らす地域があり、ロシアとウクライナ両方のルーツを持つ市民も少なくありません。

 日本との関係でいえば、ウクライナ出身のピアニストであるレオ・シロタ(Leo Sirota. 1885-1965)が1928年に初来日。翌年から17年間の滞在中、演奏だけでなく日本人の弟子を育てるなど日本の音楽界に多大な影響を与えました。娘のベアテ(Beate Sirota Gordon, 1923-2012)は少女時代を日本で過ごし、後に日本国憲法の制定に関わり男女平等の理念を憲法に活かす貢献をしました。

 冷戦終結から30年余り経った今、自由と独立を守ろうと闘うことを余儀なくされているウクライナを見ると、改めて、人間の尊厳を守り平和を確保することの難しさと大切さを思い知らされます。学校や病院など民間施設への爆撃により子どもや一般市民が犠牲となり、原子力発電所の占拠や核兵器使用の示唆といった言動により偶発的であったとしても悲惨な事故が起きかねない現状を憂慮します。一日も早くロシア侵攻軍が武力行使を停止し、対話による問題解決が実現することを願うばかりです。

 さらに言えば、ロシア国内でも報道関係者を含め戦争に反対する人々は多くいます。侵攻した側を差別する言動により亀裂と分断を深めるのではなく、敢然と闘っているウクライナの人々への支援を通して、個々の人間の生命と尊厳、社会と文化の多様性を守りたいと心から念じております。

 ウクライナの現状については、以下が参考になります。

NHK Eテレ「つぶやき英語」(英語情報番組)が3/3に放送した「ウクライナ軍事侵攻 現地の投稿」が総合テレビで再放送になり、YouTubeでも配信されています。

【前編】https://www.youtube.com/watch?v=9FrA3ewj5Ok&t=21s
【後編】https://www.youtube.com/watch?v=-M1YE8UHLjE&t=2s

 そして二つ目のお願いは、ウクライナ支援についてです。東京都港区にある在日ウクライナ大使館が支援のための口座を開設していますので、寄付をして下さるようお願いする次第です。

在日ウクライナ大使館支援寄付口座
三菱UFJ 銀行広尾支店 047 
普通 口座番号0972597 エンバシーオブウクライナ

 ご協力のほど、どうぞよろしくお願いします。

2022年3月17日
港区国際交流協会理事長
鳥飼玖美子